「これでいいのだ」
2015年02月21日
こんばんは。
「いったい自分は人からどう見られているのか。どう評価されているのか。」がとても気になる方がおられます。自分の来ている洋服、話したこと、表情・・・いろんなことが、相手に対して不快感を与えているのではないかと気になってしまうようです。意識しすぎることで、不自然になったり、逆にそれが本当に失礼な対応になっていたりということもあるでしょう。人目が気になることと、自分に自信が持てないはとても近いところにあると思います。
最近、「褒めて育てる」ということをよく耳にします。 「三つ子の魂百まで」と言われるくらいですから、親との関わりはこころの成長にとても大きな影響を及ぼします。
幼い頃に、親から褒められた経験が少ないと、自分を評価する力が育たないと言われます。また、良い成績を残した時しか評価されないと、自分がどの程度頑張れば認めてもらえるのかが分からず、分かりやすい評価の基準となる肩書き、出世することにこだわるようになるとも言われています。
自分自身を認めること、褒めることはとても大切です。
それから、人の評価は果たして公平で妥当なものかどうかも考えてみてください。良い部分だけじゃなく、悪いところもしっかり指摘してくれる無二の親友ならともかく。職場など利害関係があるような相手だと、先ほどのように出世をするために周囲をライバル視し、不当な評価を与えることもあるでしょう。また、そのような人は、自分以外の人を褒めるようなことも少ないでしょう。十人十色と言いますから、趣味、好みの違いまで加わると、なおさら好評であることの方が難しいかも知れません。
そのように考えると、人から評価を受ける、あるいは受け続けることは、とても困難で、一貫性がなく、あまり意味がないように思います。
また、人の目線が気になるという人もいるでしょう。電車で向かいに座っているカップルが何となく自分のことをみているようだ、クスッと笑ったかもしれない・・・
もし、そう思うことがあれば、勇気を出してその人をしっかり見てみてください。ほとんどの場合、自分のことなど見ていませんから。自分が、とても人気のある芸能人でもない限り、人は思っているほど人のことなど見ていません。
たとえ、他人の評価が悪かったとしても、自分で自分はよく頑張っている、この調子でよいと思うことができたら、とても平和でいられると思います。仕事の成績が悪く、上司に叱られたとしても、できるだけのことをしたのならそれでよいと思います。
「これでいいのだ」
天才バカボンのパパの名セリフです。
そう言えるような人生だといいなと思います・・・