千代田区 御茶ノ水 神田 小川町の心療内科・精神科 駿河台こころのクリニック 偶然の出会い

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偶然の出会い

駿河台こころのクリニックのブログ

偶然の出会い

2020年07月01日

こんにちは。

一時期程ではないとは言え、東京はまだ新型コロナウイルス感染症の新規感染者が報告されています。

早く終息して欲しいですね。

さて、先日鉄道ファンがGoogleのストリートビューに偶然写り込んだ鉄道車両を探すというTV番組を観ました。

外出自粛は解除されたものの、外出、他県への移動はまだまだ不安です。でも、ストリートビューなら旅行の擬似体験ができていいなと思いながら観ていました。

そこで早速、自宅近くを散策。すると、犬を散歩中の男性が写り込んでいました。

翌日にはそのことをすっかり忘れていました。そして、用事でたまたまその場所を通りがかった時、なんと昨日ストリートビューで見た男性が同じ犬を散歩させているところに出くわしたのです。「こんにちは」と挨拶してくれました。

こういうこともあるんだと驚きました。

 

帰宅後「じゃあ今度は久しぶりに帰省するか」と実家を探してみました。

なんとそこには、玄関先に出ている亡き父の姿がありました…

思えば、大学入学してからはずっと実家を離れ県外で生活していました。帰省することは少なかったと思います。そして、毎年盆や正月が近づくと「元気なのか?お盆はどうするんだ。帰ってくるのか」と親不孝者の息子に電話がかかってきます。ほとんどは母から。たまに父から。帰省すると、最寄り駅まで父が迎えに来てくれていることもありました。

「偶然ではなく、全て必然だ」という人もいます。では、このことにはどんな意味があるのだろう?

「元気なのか?お盆はどうする。帰ってくるのか」…そういうことなのかな

 

☆「コロナが落ち着いていたら帰ります」☆

新型コロナウイルス対策 その3

2020年04月20日

こんにちは。

「気分転換しましょう」と診察の時にいつも話しています。

恒例の「ロック喫茶イベント」は今回延期となり、おまけに週末によく行くレコード店も閉まっています。

「じゃあ仕方ない」とここぞとばかりに、いつも以上にレコードを引っ張り出して聴いて過ごしています。

今日はこの4枚。いずれも以前ご紹介したことのあるアルバム。結局のところ、同じレコードばかり聴いています。

① Deep Purple/ Burn UK Purple

1曲目は不動産屋のCMにも使われたアルバムタイトル曲。ツインボーカル、手数の多いドラム、クラシカルなギターとキーボード。スピード感があり、瞬時に脳が覚醒します。

② Boston/ Boston US Epic

70年代半ばに世界中で大ヒットしたBostonの1stアルバム。美メロ、スペーシーなギターで更に爽やかな気分になる。

③ The Zombies/ Odessey And Oracle UK CBS

60年代半ばのイギリスのバンドの2nd。3分程度の美しい曲、優しい声。当時流行のサイケなジャケの雰囲気そのままにキラキラした宝石箱のようなアルバム。優しい気持ちになれる。

④ Nick Drake/ Five Leaves Left UK Island

3枚のアルバムだけを残し、日の目を見ることなく25歳で亡くなったNick Drakeの1st 。イギリスらしいというより母親の影響を強く受けた陰鬱な音楽。Nickの優しい声と完璧なピッキングのアコギをメインとして、わずかにストリングスが加わった静かなアルバム。穏やかな天気の週末に聴くと落ち着きます。

良い音で聴くためには、まずレコード磨きから。「レコードってプチプチいうところがいいよね」って、とんでもない!「プチプチ」って歌っているならいいけど。

専用の洗浄液を垂らし、不織布を使ってレコード盤の溝に沿って磨きます。この時とても集中しています。姿勢を正して日本刀を磨くように。

「不安」から解放されるためには「集中する」ことです。

“No Music No Life”

音楽にはいつも助けられています。

新型コロナウイルス対策 その1

2020年04月17日

こんにちは。

たいへんな世の中になってしまいました。

当初は、季節性インフルエンザ程度、すぐに終息すると思っていたのですが。

通院中の方の仕事、家庭生活、病気の症状などに影響し、診察中に新型コロナウイルスの話題になることが多いです。電子カルテに「ころ」と入力すると真っ先に「コロナウイルスの影響で」と候補ワードが出てくるようになりました。

症状として現れるのは「不安」です。そして「不安」が様々な他の症状を悪化させてしまいます。

不眠:健康、仕事、家族のことが不安で眠れない。

広場恐怖やパニック発作:直接関係ないことでも不安に感じていることがあると、乗り物などへの恐怖感が強まる場合があります。

強迫症状:特に洗浄強迫(不潔恐怖)のある方は、手洗いが増える傾向にあります。

また、環境の変化もこころに影響を与えます。

在宅勤務:「長距離通勤の負担が減って良かった」という方もおられますが、「仕事に集中できない」「自分の役割を見失ってしまった」という方もおられます。

外出自粛:「通勤はたいへんだが気分転換にもなっていた」「せっかくの週末なのに」ストレスがたまってしまいます。

身体的、経済的、社会的な影響だけでなく、精神的な影響も見過ごすことはできません。

TVをつけるとコロナのニュースばかり。観るのも嫌だけど、観ないのも不安。不満も募る…

じゃあどうしたらいいのだろう…

今の自分には何ができるのか…

感染予防のために:手洗い、うがい、マスク。

運動不足解消のために:ストレッチ、ヨガ、ちょっとだけ散歩。

気分転換のために:音楽、読書、ゲームもやり過ぎなければ良い。家族、友人と話す。思っているだけではなくて。

規則正しい生活:睡眠と食事は大切。酒は控えめに。

仕事に集中するために:通勤時と同じスーツを着て在宅勤務。

不安を少しでも減らせないか:瞑想は効果的。楽しかったできごとを、時代ごとに区切って思い出して書き出す。コロナが終息した後の旅行の計画を立ててみる。できるだけたくさんのプランを作る。見どころはどこか、土産物が何が良いかまで。

私が思いついたのは、今のところこのくらいです。

皆さん、良いアイデアがあれば教えてください。

言い古された当たり前の言葉ですが、「できることをやる」だけです。