千代田区 御茶ノ水 神田 小川町の心療内科・精神科 駿河台こころのクリニック 海に続く道

03-3257-5678
海に続く道

駿河台こころのクリニックのブログ

海に続く道

2016年01月27日

こんにちは。

「この先どうなるか心配です」

先のことは誰にもわからないにもかかわらず、不安が強い人は、今手元にあるマイナス材料(本当はプラスかも知れないものもマイナスにして)をたくさん掻き集めて最悪の状況を想像してしまいます。

一方で、周囲から見るとかなりたいへんな状況で、しかもうまくいく保証はどこにもないのに「まあ何とかなるでしょう」と楽観的に考えている人もいます。

私は、後者寄りかなと思っています。(そうありたいと思っているだけかも知れません)

タイムマシンも予知能力もないので、将来について知る手がかりは極めて少ないです。でも、今まで何度も「もうダメだ」と思う瞬間があったにも関わらず、今自分がこうしているということは、その都度何とか切り抜けられたということです。とすると、また今回「もうダメだ」と思っていても、何とかなるのかも知れない。

現在の自分は、10年前に想像した通りの自分だったでしょうか?
現在の自分が想像する将来はとても限られたものです。将来は、必ず今の想像をはるかに超えたものになっています。
なので、今いくら考えても全くあてになりません。

なぜか、昔、海水浴に行った時の景色をよく覚えています。
砂浜に向かう林の中を歩き、林を抜けたところで急に視界が開ける。
強い日差しと海風の中、目の前に、真っ白な砂浜、大きな青い海と空が広がっている。

今は薄暗い林の中を歩いているけど、いつか急に視界が開け、太陽と海と空が見えてくるだろう。

私は「もうダメかも」という時、その景色をイメージするようにしています。

DSC_0093

☆山盛りのおやつをイメージする☆