認知行動療法について(1)
2015年02月24日
こんにちは。
これまで、怒りのコントロールの中で信念の修正などについてお話ししました。あらためて認知行動療法について何回かに分けてお話します。
認知行動療法は、最近注目されいろいろなところで取り上げられている精神療法の1つです。これは、認知つまりものの見方を修正し、その後の気持ちや行動を変えようという方法です。
私たちは、楽しいこと嫌なことなどある出来事に遭遇した時に、瞬間的に頭の中にイメージや考えが浮かびます(自動思考)。これをもとに、気分や行動が作られます。
[できごと]⇒[自動思考]⇒[感情や行動]
自動思考は、以前お話した信念にも関係しており、これまでの経験などによって作られた考え方のもとです。
例えば、職場の同僚が昼食に誘ってくれたとします。
「私が、午前中上司に仕事のミスを指摘されたから、気の毒に思って誘ってくれたんだ」と思うと、惨めな気持ちになります。
「週末の旅行の話題になるかも」と思うと、わくわくするでしょう。
このように、同じ出来事でも、その時に浮かぶ考え方が変わるだけで、その後の気持ちや行動が変わってきます。認知行動療法は、考え方を修正し、ストレスを減らし生活しやすくするための方法です。
今日は、概略だけにしておきます・・・