ネガティブ思考、マイナス思考を変える
2017年10月23日
こんにちは。
『職場の上司が咳をしただけで「自分のことを怒っているのではないか」と思ってしまう』
『友人と遊びに行った後「楽しかったね」と言ってくれたけど、私に気をつかって言っただけかも知れない』
このように、「なんでもネガティブに考えてしまう」という方はたくさんおられます。よくネガティブ思考やマイナス思考などと言われますが、いわゆる「自動思考」のことです。
できごと ⇒自動思考
「上司が咳をした」⇒「自分のことを怒っているのではないか」
「友人が楽しかったねと言った」⇒「本当は楽しくなかったのではないか」
自動思考には、長年の経験や信念などが関係しており偏り(パターン)があります。まずは自動思考に気づくことが大切ですが、その後の修正には少し時間がかかります。
「自分のことを怒っているのではないか」⇒「問題があれば注意されるはずだが、何も言われないので大丈夫だろう」
「本当は楽しくなかったのではないか」⇒「彼は正直者だから、言葉通りに受け取ろう」
これは修正の一例ですが、頭の中だけで修正を試みるより、ノートを作って書いた方が良いです。書き出してみると、いかに自分が同じような思考パターンに陥っているかが良く分かります。また頭の中だけでは、良い考えが浮かんでも定着する前に消えてなくなってしまいます。また、その修正が適切なものか、他に良い方法はないかについてアドバイスをもらうのが良いと思います。
当院では、ノートをみながら自動思考の修正について一緒に考えるようにしています。なかには、表にマイナス思考、裏に修正した思考を書いた単語帳を作っている方もおられます。良いアイデアだと思います。
「マイナス思考」に挑戦してみてください。