「あがり症」克服のために その1
2017年10月05日
こんにちは。
急に寒くなってきました。寒くなると鍋料理やおでんを食べたくなります。
さて、今日は「あがり症」(社交不安障害)」の話です。何度も登場したと思います。
人前で緊張することを主訴に当院を受診される方はかなり多いです。
このような方は、「人から悪い評価を受けたくない」と考え、「恥をかくのではないか」とということを強く恐れています。
何らかのできごとや人との関わり、自分の行動などに関連して「自動思考」が生まれます。
例えば、
<できごと1> 赤色の洋服を着て会社に行った。
(自動思考)「似合ってない、と思われたらどうしよう」
<できごと2> プレゼンをする。
(自動思考) 「失敗したらどうしよう」など。
自動思考には根拠ありません。ですから、「服のセンスいいね」と褒めてくれるかも知れないのに、「あがり症」の人は、よりによってマイナスの考えを持ってしまいます。その結果、人前での発言、外食、電車に乗るなど人と関わる場面で緊張し、苦手になるのです。
「あがり症」を克服するためには、この自動思考に気づき、修正する必要があります。
治療の概要については当院のHPにも書いていますが、「あがり症」には暴露療法が有効と言われています。
・・・続きは、次回お話します。