誰も見ていない
2015年06月17日
こんにちは。
世の中にはこれだけたくさんの人がいるにもかかわらず、通勤電車の中で同じ人を見かけることがよくあります。
会社員、学生・・・みんな到着時間から逆算して同じ時間の電車に乗り、改札までの最短ルートを考え乗る車両を決めているからでしょう。
いつも寝ている人、スマホを触っている人、音楽を聴いている人・・・社内での行動もほぼ同じです。
ところで、視線恐怖という症状があります。
人に見られているのではないか、噂されているのではないか、反対に自分の視線が相手に不快感を与えているのではないかという恐怖を感じることです。
かつて、人前で恥をかいたことがある、自分の容姿に自信がないなど原因や理由は様々です。
このような症状のある方は、向かい合わせの座席になっているタイプの電車などでは、目をつぶる、うつむく、サングラスをする、帽子を深めにかぶるなどの行動をとってしまいます。座席に座らないで、外を眺めるという人もいます。
さらに、マスクをする、ヘッドホンで音楽を聴くなどして、ダメ押しのバリアをします。
しかし、考えてみてください。
本当に自分は人の注目を集めているでしょうか?
注目を集めるとしたら、人気アイドル、よほど奇抜な恰好をしている、KISSのようなメイクをして怪物シューズを履いている人くらいじゃないでしょうか。(実際、完璧なKISSメイクをしてコンサートに向かっている人をみて驚いたことがあります)
また、立場をかえて考えてみてください。
今の自分と同じ容姿の人がいたとして、じーっとみたりするでしょうか?
いいえ、誰もみていません。
誰もみていないことを確認するために、車内を見回してみてください。
それから、サングラスやマスクを外してみる、ヘッドホンはしているけど音楽は聴かないなど、上記のような行動を徐々に変えてみてください。
これが行動療法の1つです。
☆なにか食べようとすると必ずみています☆