スリップしたらどうするか
2017年09月29日
こんにちは。
久しぶりにアルコール依存症についてお話します。
「酒って良くないなあ。やめた方がいいのでは。でも・・・」と問題飲酒に気付きはじめ(熟慮期)、いろいろな「底つき体験」を経て、あるいは何らかのきっかけがあり、断酒を決意し受診します。
当院では、断酒の意志をしっかり確認し、抗酒剤とできるだけ短い間隔での通院をすすめています。
ですが、断酒を決意しても「断酒を続ける」のはとてもたいへんなことです。
前にお示ししたデータにあるように、断酒を開始しても1年後にはおよそ8割の人は再飲酒(スリップ)してしまいます。
スリップすると、「せっかく決心したのに、自分は意志が弱い」と自己嫌悪に陥ります。中には、「先生に申し訳なくて合わせる顔がない」と思う人もいます。断酒して間もない時期だと、そのまま連続飲酒に入る人が数多くいます。
では、スリップしたらどうしたら良いのか?
「また飲みました」と主治医に報告してください。そして、また断酒を始めましょう。
スリップは、この病気の治療過程であり症状の1つなのです。
スリップした自分を責めるよりも、「それまで断酒できた」自分を褒めてあげるべきです。
私は「よく報告してくれましたね。素晴らしいです」と伝えるようにしています。
「いつからでも、何度でも」断酒に再挑戦しましょう。
☆明日はトリミングに行ってきます☆
20年ぶりの再会
2017年09月26日
こんにちは。
中学時代の友人に会うため、急遽帰省しました。
☆実家の最寄駅からみえる景色・・・田舎です☆
中学を卒業して38年、20年ぶりの再会です。
言葉など不要です。
顔を見た瞬間にその時代に戻ります。
「よう分かったなぁ」
「全然変わってねぇから」
昔のこと今のこと、楽しかったことや辛かったことなど、代わる代わる話しました。
気を遣うこともなく、怒りや憎しみもなく、理由も要らない、これからも変わることのない関係。
こんな友人と出会い、また再会できたことにとても感謝しています。
みんな、長生きせえよ。またな。
話しやすいとは
2017年09月17日
こんにちは。
少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。
今日は、久しぶりに帰省する予定でしたが、台風の接近のため延期になりました。
さて、以前も少しお話ししたことがありますが、人とうまく会話をするための技術のことを「コミュニケーション・スキル」と言います。
相手の目を見ながら、ゆっくりと丁寧に話す。時には、ジェスチャーを加える。相手の話を聴くときには、頷きながら理解していることを伝える。言葉の強さ、抑揚、沈黙することも大切です。表情も重要なポイントです。
心療内科を初めて受診する時、多くの方が緊張し不安を感じると思います。
「どんなところなのか、どんな医者なのか、話しやすい医者なのか、こんなこと話していいんだろうか…」
ですから、診察時だけでなく、ご予約の時点からできる限りご安心いただけるよう努めております。
随分前の話です。他院から転院されてこられた方に、診察の終わりにお褒めの言葉?を頂いたことがあります。
「話しやすい先生でよかった」
「前の先生は話し難かったですか?」
「だって、スゴいイケメンだったから緊張して」
「そ、そうでしたか…」
コミュニケーションに大切なのは表情だけではないようです…
当院では、話しやすい医師が対応いたしますのでご安心ください。
☆アイスクリームが食べたい☆